
ほとんどの哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからないものです。
哲学書を正確に読み解くには独特の技術が必要で、いい加減なわかり方ほど危険なことはありません。こういう理念のもとに、さまざまな西洋(翻訳)とわが国の定評ある哲学書を題材にして、一字一句正確に読む訓練をするのがこの塾です。
まじめに哲学を志す人なら、誰でも参加できます。

- 曜日
- 14:45~16:45
- 17:00~19:00
- 19:15~21:15
- 水曜日
- -
- -
- K
- 金曜日
- -
- A1
- A2
- 日曜日
- S
- B
- C
- 毎週、開講しているわけではありません。

A1.時間と自由
さまざまな哲学書に当たって、「時間と自由」について掘り下げて研究します。
A2.存在と無
サルトルの『存在と無』(ちくま学芸文庫)にそって、「存在」と「無」の問題を考えていきます。
B. カント入門
カント認識論の基本構図を学びます。
この講義では『プロレゴーメナ』(岩波文庫)を最初からゆっくり読むことにします。
C. ニーチェとニヒリズム
『ツァラトゥーストラ』(ちくま学芸文庫)を中心に、ニーチェのいうニヒリズムを正確にとらえ、さらにニーチェを超えてニヒリズムとは何かを探るのがこの講義の目的です。
S.哲学入門
様々な西洋哲学の基本的な古典を読み、「哲学とは何か」について考えます。
現在はデカルトの『方法序説』を読んでいます。カントの倫理学の入門書として、私の『悪について』なども参考資料として併用しています。
K.キルケゴールを読む
キルケゴールの凄まじい人生に重ね合わせて『死に至る病』(岩波文庫)を初めから正確に読み解き、それを通じて「生きること」ならびに「哲学すること」の意味を考えていこうと思います。
D.ドイツ語インテンシヴコース
2か月(10回)でドイツ語の哲学書が読めるコースです。
今回は閉め切りました。次回は10月の予定です。

受講料については1コマ2000円、回数を重ねると1000円になります。登録料、入塾料は一切必要ありません。
詳細については初回の講義で説明いたします。


- 中島 義道 (Yoshimichi Nakajima Ph.D)
- 1946年生まれ。
- 1977年 - 東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
- 1983年 - ウィーン大学哲学博士
- 電気通信大学電気通信学部人間コミュニケーション学科元教授。
- 著書に『哲学の教科書』『時間と自由』(講談社学術文庫)『哲学実技のすすめ』(角川ワンテーマ)『哲学の道場』(ちくま新書)『カントの時間論』『カントの自我論』(岩波現代文庫)『「死」を哲学する』(岩波双書哲学塾)『観念的生活』(文藝春秋)、その他多数。


〒162-0843
東京都新宿区市ヶ谷田町2-3有楽市ヶ谷ビル202
有楽町線・南北線 市ヶ谷駅5番出口すぐ。
中央線・総武線、都営新宿線、市ヶ谷駅 徒歩4分

参加希望者は、必ず以下のいずれかの手段で「姓名、生年月日、現在住所、緊急連絡方法(携帯ないしメールなど)」を添えてお申し込みください。
各講座とも、15名で打ち切りますが、希望者はwaiting listに載せることもできます。
直ちに、こちらから可否をお伝えします。(くれぐれも市谷校には連絡しないこと!)
E-mail:
FAX:042-443-5534 6/30